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C型肝炎ってどんな病気?

1.C型肝炎って恐い病気?

C型肝炎にかかっている人は全国で100万人~200万人といわれています。この中には自分がC型肝炎にかかっていることを知らない人もいます。 C型肝炎は進行することが多く、人によっては肝硬変や肝臓癌になることがあるため、放置していたら怖い病気です。

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2.どうしてC型肝炎にかかるの?

C型肝炎の原因であるC型肝炎ウイルスの存在が証明されたのは1989年です。それ以前はウイルスの存在がわからなかったために、覚醒剤・麻薬の注射針を共用したり、輸血や注射などの医療行為を介して大勢の人がC型肝炎にかかったと考えられています。

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3.C型肝炎にかかったらみんな肝臓癌になるの?

C型急性肝炎にかかった人の70%が慢性化します。そして、そのうち3人に1人(急性肝炎にかかった人の25%)が約20年後に肝硬変となり、その大部分の人(急性肝炎にかかった人の5人に1人)が肝臓癌になります。
適切な治療を行わないと、下図のようになると考えられています。

急性肝炎
(100%)
0年
慢性肝炎
(70%)
肝硬変
(25%)
20年~
肝癌
(20%)
25年~

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4.C型肝炎の症状は?

C型慢性肝炎の症状としては全身のだるさや食欲低下などがあり、肝硬変にまで進むと腹水、むくみ、黄疸などの症状がでることがあります。しかし、C型慢性肝炎の特徴は症状の少ないことです。自覚症状がC型慢性肝炎の発見の契機となる割合はわずか13%程度です。残りは健康診断、献血、人間ドックなどでみつかっていますので、住民健診などでC型肝炎の検査を受けることが大変重要です。

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5.どんな人がC型肝炎にかかっている可能性が高いの?

戦後の混乱期に覚醒剤などが広く使われたことがあり、このような人たちにC型肝炎がひろまり、やがて注射や輸血などの医療行為でさらに広く感染が拡大したと考えられています。
したがって、40歳以上でC型肝炎にかかっている人が特に多く、25歳以下ではほとんどいません。具体的には、覚醒剤・麻薬を使ったことのある人、1989年11月以前に輸血を受けた人などが要注意で、40歳以上の人は若い人に比べれば危険性が高いと言えます。

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6.どうしたらC型肝炎にかかっていることがわかるの?

まず、C型肝炎ウイルスの抗体検査(採血)を受けます。この検査が陰性であれば、心配ありません。陽性の場合には、以前に感染して治った場合と現在感染中の2通りの可能性がありますので、さらにC型肝炎のウイルスが血液中に存在しているか否かの検査(採血)を受ける必要があります。

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7.C型肝炎にかかったらもう治らないの?

C型慢性肝炎に対しては、ウイルスの排除を目的としたインターフェロン(注射の抗ウイルス薬)とリバビリン、プロテアーゼ阻害剤(飲み薬の抗ウイルス薬)の併用療法、そしてインターフェロンを使わない飲み薬だけ(プロテアーゼ阻害剤、NS5A複合体阻害剤など)の抗ウイルス療法が可能です。感染しているウイルスの種類、量、さらにインターフェロンが効きやすい体質、ウイルスの変異などによって治療法を選択しますが、現在の治療法ではどれも90%前後の人でウイルスの排除が可能です。腹水、黄疸の症状が無ければ肝硬変になった人でも治療可能です。ウイルスが排除されると肝臓癌になる危険性を減らすことができます。

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8.インターフェロンが効かない、あるいは使えない人はどうすればいいの?

インターフェロンが効かなかった、あるいは副作用の関係でインターフェロンが使えない人に対しては、以前はウイルスを排除することができませんでした。現在はインターフェロンを使わない飲み薬だけの抗ウイルス療法(インターフェロンフリー療法)でウイルスの排除が可能になっています。インターフェロンフリー療法は今後数種類使用可能になる予定があり、主治医の先生と相談して治療法を決めてください。これらの抗ウイルス療法ができない、希望されない方は病気の進行を抑える治療法を相談して下さい。

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9.C型肝炎は家族に感染するの?

母親と子供の間で出産時に感染することがまれにある(5%程度)といわれています。しかし、それ以外の家族間では感染せず、夫婦間の感染もないと考えられています。

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10.日常生活で気をつけることは?

C型肝炎にかかっている可能性のある方で、まだ検査を受けていない方は、C型肝炎ウイルスの抗体検査を受けられることをお勧めします。ご自分の状況を確認することにより、はじめて対策が立てられます。
C型肝炎にかかっている場合でも、一般的には普通の生活が可能です。主治医の先生とよく相談しながら、疲れをためないよう、また栄養のバランスに気をつけてください。ただし、お酒(アルコール)は、病気を悪くしますのでやめてください。

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11.C型肝炎についての相談は?

医療機関のほかに近くの保健所、厚生センターでも受けられます。

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