会長挨拶
第51回全国学校保健・学校医大会 会長 馬瀬 大助

令和2年度「第51回全国学校保健・学校医大会」を富山県が担当して開催することになり、ご挨拶申し上げます。
日本医師会が主催となり、毎年全国各地において開催されております本大会は今回で51回目を迎えます。富山県での開催は昭和48年に開いて以来47年ぶり二回目の開催となりますが北陸新幹線の開通により東京からは2時間程度で参加いただける身近な存在となりました。これまでにない身近な地域となり、多くの方々の参加がいただけるのではと期待しております。
昨年の第50回大会は埼玉県で開催され、金井会長はじめ、担当役員や事務局の皆様方のご尽力のおかげで、成功裏のうちに収められました。埼玉県医師会には深い尊敬の念をささげるとともにお礼申し上げます。
さて、富山県で開催します第51回大会は令和2年11月14日(土)に、富山市のANAクラウンプラザホテル富山と隣接します富山国際会議場において、「子供たちを守り、はぐくむ」をメインテーマに開催いたします。人生100年時代を迎え、様々な分野において技術革新が急速に進む中、子供たちが抱える健康問題は複雑かつ多岐にわたるようになってきています。例えば、いじめなどによる不登校問題、食物アレルギーを含めた食育問題、ゲームなどによる睡眠不足や視力障害、過度な使用などによる運動器障害、飲酒、喫煙に端を発する違法薬物問題、癌にたいする正しい知識の普及啓発などまだまだ子供たちを取り巻く健康問題は課題が多いといえます。全国の学校医の先生方が一堂に会し、学校保健の立場から如何にして子供たちを守り、はぐくむかを様々な角度から、それぞれの専門の立場からご発表、ご議論いただくことは大変意義深いことと考えます。各分科会に多くのご発表をいただき実り多い大会にしていただければと期待しております。
大会の成功に向けて、富山県医師会役員、並びに職員一同準備万端怠りのないよう努力いたしております。私共とともに晩秋の北陸の海や山の幸も皆様のおいでをお待ちしております。
富山県医師会
会長 馬瀬 大助