応援メッセージ

2015.08.06

富山大学附属病院小児科 足立陽子先生

2年前の夏、出産を間近に控えた学生が市田先生(富山大学学長補佐・男女共同参画推進室長、小児科准教授)に子育て中の医師の話が聞きたいと相談したのをきっかけに、初めて『子育てしながらキャリアアップを語る会』が開催されました。その時から私は年2回の開催を目標に講演会の企画・運営に携わってきましたが、今まさに子育てをしながら臨床に研究にと活躍している若手医師たちが活き活きとそれぞれのワークラフバランスを語る姿に毎回感心しながら拝聴しています。
20数年前、主人の留学からの帰国を機に3人の子どもを抱えて数年ぶりに職場復帰するかどうか悩んでいた私は、当時の教授が示してくださった「助手の枠を若い医師に譲る代わりに日当直免除」という案を有り難くお受けしました。しばらくは病棟で主治医もしていましたが、休日に子どもたちをプレールームで待たせて回診したり、平日には発熱した我が子を外来のベッドに寝かせて働くなど悪戦苦闘しているうちに、現在の外来勤務のみの勤務体制に変わっていきました。その結果、救急や重症患者の管理から遠ざかり、自分の技量の拙さに不甲斐なく思いながらも、「自分がいることで助かっている人もいるはず。これもワークシェアリング」と自分に言い聞かせて働いています。
そんな私ですが、現在、院内保育所の園医や病児保育室室長として若い医師たちのお手伝いをさせていただいています。「休日・夜間保育もできる院内保育所や病児保育室があることで、夫婦ともに県外出身でも何とかできる」とバリバリ働く先生方は実に頼もしく、私には眩しい存在です。
夫や家族だけでなく職場や社会の協力と理解のもとに、すべての人が当たり前に子育てしながらキャリアアップを継続できる環境は、きっと病気や介護などの問題を抱える医師にも勤務を続けることが可能な環境になると思います。「女性医師支援は、すべての医師支援のはじまり」と考え、皆さん一緒にがんばっていきましょう。

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