応援メッセージ

2015.08.06

JCHO高岡ふしき病院小児科 宮崎あゆみ先生

平成27年1月、ついに念願の病児保育室開設にこぎつけました。JCHO高岡ふしき病院内の旧新生児室を改装し、院内公募により「おひさま」と名付けられています。利用は思いのほか順調です。一度利用されて味を占めた(?)方は、リピーターになっています。看護師と保育士が、試行錯誤しながらも心を込めた保育看護を行っていることが、徐々に認められてきてのことと自負しております。私は見守り役といったところです。
この病児保育室の目的は、ひとつは女性の社会進出応援、つまり母親の就労支援にあります。近年「女性活用」のスローガンが旬ですが、それを支える社会システムがなければ、かけ声倒れとなります。富山県の場合、保育園はほぼ充足しています。しかしいざ子どもが病気になった場合は、即、緊急事態。親がすぐに休みを取得できる制度があればいいともいえますが、実際にはそれで責任が全うできるような職業は希有です。
もう一つの大きな目的は、子育て支援ステーションとしての役割を担うことです。病児保育室では看護師や保育士と子どもが1:1に近い対応となるため、その子や保護者の状況がとてもよくわかります。核家族やシングルマザーなど、子育てに不安を抱く保護者も多く、育児や看病のアドバイスをしながら、決して孤独で偏った子育てとならぬよう応援します。子どもは親だけで育てるのではなく、社会全体で育てるという意識を広めることも重要と考えます。
私自身が子育てをしている頃は、病児保育室はもちろん、延長保育も学童保育もありませんでした。どうやってつじつま合わせをしていたか思い出せないくらい、いろんな人の手をお借りしたように思います。家族であり、親戚であり、友人であり、近所のおばさんであり…苦労がなかったといえばうそになりますが、仕事を続けたいという自分の欲求と執念でやってきたので、よく人から言われるほどの大変さを感じることはありませんでした。子ども達がどう感じていたかは恐ろしくて聞けませんが、まあまあうまく育ってくれたのが答えではないでしょうか。ただ、今回病児保育室開設に執念を燃やしたのは、自分の子育て時代に欲して叶わなかった社会インフラを、余裕ができた今だからこそ若い人たちのために構築することで、より女性が活躍しやすい世の中になることを願ってのことです。こういう形での私からの応援メッセージ、ぜひ受け取ってください。

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